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昨年度以前 研究テーマ

 

文化遺産コンテンツのデザイン

学生にとって魅力的で新しい教育コンテンツを企画、デザインする。

フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル

 

 失われてしまった歴史的建造物を、最新の3Dモデリング技術を用いて復元しています。

 

 1968年に惜しまれつつ解体され、一部しか愛知県・明治村に移設されなかったフランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテルの全館を精密に復元し、内部を自由にウォークスルーできます。

 

ベトナムの世界遺産

 

 戦争で多くが失われてしまったベトナムの世界遺産や歴史的建造物を、専門家と協力して3Dで再現しています。

 

 Google Earth上に3D建築物を配置し、自由に見ることができます。

 

 

先端教育ツールの開発

教室で行われる授業を寄り魅力的にするための技術的なツールを開発する。

オンライン・フィードバック・システム

 

 主に私立大学においては、数百人規模の大教室での授業が多く行われており、教員と受講生とのインタラクションが少なくなっているという問題点があります。

 

 一方、少人数で行う研究会では、その場で学生が考えを述べ、それに対して教員がコメントをすることで、学生の意欲も向上し、学生は自らの考えを育てていく ことが可能となります。

 

 そこで、大教室の授業であっても、少人数の研究会のように授業が出来る支援システムを提案いたします。

板書抽出可能なPCデスクトップクロマキー

 

 クロマキーと言えばテレビの天気予報などで活用されている技術ですが、背景にはブルーバックなど単一色である必要があります。

 

 このシステムは、ウェブカメラやビデオカメラで映した人物の背景をソフトウェア的に除去し、PCのデスクトップ画面にリアルタイムに合成できます。背景はブルーバック である必要はありません。

 

 黒板にチョークで板書した文字や図形も抽出でき、講義資料の上に重ねて表示できます。録画も可能です。全く新しいタイプのプレゼ ンテーションや講義の可能性を提案できます。

 

 板書と講師映像を講義資料とリアルタイムに一体化させるシステムは、他にはありません(特許申請中)。

 

板書抽出可能なPCデスクトップクロマキー

 

 手の動きをウェブカメラで感知し、描画やPC画面の操作を行えます。色マーカー検知、手の形状検知、Bluetoothセンサーなど、複数の手法を用いて最適な操作性を実現します。

 

 

インターネット・ビデオ配信

独自に開発したツールを活用し、講義ビデオ制作とインターネット放送を行う。

教育コンテンツ・インターネット放送

 

 本研究室では、独自に開発したシステムを活用し、東京工科大学の教育コンテンツを随時、録画配信しています。

 

 東京工科大学メディア学部のホームページ、「映像でメディア学部を知ろう」の教育ビデオコンテンツは我々の研究室で録画配信を行っています。YouTubeにおいても配信を行っています。

 

 講師のPC画面(1024×768pix.)と講師映像(512×384pix.)をリアルタイムに合成し、1536×768pix.の高画質な映像を容易に作成できる画期的なシステムです。

 

 この様な映像を積極的に配信している大学は他にはなく、今後の発展が期待されています。

 

 

3DCG画像処理技術の医学・医療への応用

医学教育や臨床診断を支援するための技術開発を行う。

VR技術を利用したインフォームドコンセント

 

 3台のウェブカメラとモニタを三面鏡の様に配置し、前に座った患者さんの映像に3Dモデルをリアルタイムに合成します。

 

 顔の向きを変えると3Dモデルも追随します。

 

 美容整形手術の前のインフォームド・コンセント(医師による説明と患者さんの同意)や、医学教育に有効との評価を得ています。

オンライン3Dカンファレンス

 

 遠隔地にいる複数の参加者がひとつのPC画面を共有し、コラボレーションを行えるシステムです。

 

 CT/MRI画像から作成した患者さんの3Dモデルを遠隔地にいる外科医同士が互いに操作し、効率的なカンファレンス(症例検討会議)が行えます。

 

 医療以外にも、自動車の遠隔設計会議など幅広い応用が期待できます。

 

臨床写真とレーザー計測を用いた

耳介形状評価法の開発

 

 本プロジェクトでは、乳児期に認められる耳介形態異常(小耳症)や頭蓋変形の客観的な診断や評価方法の確立を行い、治療法の標準化を行うことを目的としています。

 

 耳介形態異常の治療法の客観的な比較検討に有用なソフトウェアの開発を目指しており、治療の標準化に貢献すると考えられます。

 

 当年度は、デジタルカメラで撮影された患側の耳介の写真データに画像処理を施し、健側と比較して治療結果を定量的に評価するソフトウェアを開発します。サンプル画像を用いて、精度と実用性を検討します。本プロジェクトは、国立成育医療研究センター形成外科と合同で行います。

 

"つながり"を生むためのメディアコンテンツデザイン

新しい繋がりを生み出すことによって地域活性化を支援する。

地域活性化のためのシリアス・ゲーム

 
 シリアスゲームとは、通常エンターテイメント用(商業用)に開発されているゲームを、教育や医療、社会貢献に利用する目的で開発されたゲームを指します。
 
 ” つながり”を生むためのメディアコンテンツデザインでは、地域活性化を目的に、これまでの大学生活の中で培ってきたゲーム開発等の知識を活かして、シリア スゲームの開発に取り組みます。
 
 2012年度の卒研生では、地域への愛着を高めてもらうことを目的に、品川や八王子を舞台にゲームを作成している学生がいました。

スポーツを通じた地域活性化

 

 町おこし、地域活性化の中で、「スポーツ」は優れたメディアコンテンツとして注目されています。

 

 プロクラブは全国各地に広がり、マラソン大会などの大規模なスポーツイベントも次々に始まっています。

 

 スポーツは、種目やイベントに関心のある人々を全国/世界から呼ぶことができると共に、地域住民の協力も得やすいところに特徴があります。

 

 卒業研究では、地域活性化に貢献する「スポーツ」のメディア性、スポーツを支える様々なメディア(テレビ、新聞、インター ネット、ラジオ、ソーシャルメディア)の役割、スポーツに参加する/支援する人々をより多くする方法、スポーツを通じた社会問題などの解決、などがテーマ になります。

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